レジデント募集
Resident wanted
学生・研修医の皆様へ
群馬大学産婦人科のサイトへアクセスいただきありがとうございます。
群馬大学産婦人科教室では、産婦人科診療全般を体系的に網羅し、各サブスペシャリティ―の専門家と専門医取得体制を整備し、一人一人の状況に応じた働きやすい環境を用意し、基礎および臨床研究・学会発表等アカデミックな活動に対しても十分な指導体制を有し、皆様をお迎えしております。
産婦人科の修練には質の良い経験を多く積むことが重要になってきます。群馬大学産婦人科教室は県内を中心に多数の関連病院と連携し、Common
diseasesからRare
diseasesまでバランス良く経験できる体制を整えています。また今後はハイボリュームセンターや先進的な医療を実施している施設への国内臨床留学も進めていきたいと考えています。是非、我々の仲間に加わっていただき、困った時に相談できる仲間、一人ではできないことに協力して取り組むことができる仲間を見つけてください。
問い合わせや見学希望がありましたら、問い合わせフォームより御連絡ください。
研修プログラムの特徴
卒後1~2年目初期研修医(各研修病院)
群馬県内をはじめ、日本各地で初期研修を修了した先生方が、当科に入会されています。
2020年度より初期研修医のカリキュラムが変更となり、産婦人科が必修科目となりました。
より多くの初期研修医の先生方が産婦人科に興味を持っていただけると嬉しいです。
当科の見学や研修は、いつでも受け入れております。
もし、ご質問や見学希望などがございましたら、
是非、「問い合わせフォーム」よりご連絡ください。
卒後3年目(入会1年目)大学病院(基本的な産婦人科技術)
関連病院外、県外からでも入会大歓迎!初期研修終了後(卒後3年目)、シニアレジデントとして産婦人科に入会となります。
最初の1年間は大学病院で、周産期分野(6か月)、
婦人科腫瘍分野(4か月)、
生殖医療・良性疾患分野(2か月)のそれぞれの分野について、幅広く研鑽を積んでいただきます。
卒後4~5年目(入会2~3年目)各関連病院(一般病院での経験)
先輩からのメッセージ(入会2年目 専門医修練中)入会2年目、3年目は、原則として、関連病院(一般病院)10施設のいずれかで、産婦人科医として、分娩や手術などについて研鑽を積んでいただきます。
入会6年目以降に、産科婦人科専門医を取得するためには、様々な症例を経験していただく必要があります。
「分娩が多い施設で研修したい」「婦人科手術が多い施設で研修したい」などの要望に可能な限り応えながら、専門医取得に向けて様々な症例を経験できるように、ローテートしていただくことになります。
また、産科婦人科専門医を取得する場合、学会発表や論文作成が必須となります。
こちらについても、大学のスタッフが中心となって、学会発表の準備や論文作成を一緒に行っていくこととなります。
卒後6年目(入会4年目)
大学病院or関連病院→専門医試験!
専門医取得!
入会4年目になると、産科婦人科専門医の受験資格が得られます。
原則、大学病院で、産婦人科医としてのブラッシュアップを図りながら、専門医試験の準備を進めることとなります。(定員の関係で、関連病院の所属のまま専門医試験を受けていただく場合もあります。)
卒後7年目~(入会5年目~) サブスペシャリティーの選択・各認定医取得(およそ3-5年)
産婦人科一般診療 (関連病院での勤務)
産婦人科一般診療 (関連病院での勤務)
女性医師キャリアアップ
女性疾患や分娩を扱う科として、やる気のある女性医師が働きやすくなるような環境を医会全体として作っていきます!
女性の場合、結婚や妊娠・出産での診療現場から離れることもあるかと思います。
産婦人科は分娩を扱うため他科と比べて当直が多いこともありますが、当科では結婚後や子育て中の方の復帰ができるような、日勤だけの勤務も含めたフレキシブルなカリキュラムや診療体制も取らせていただいております。
特に出産後の復帰に関しては、当直は行わずに大学病院や関連病院で日勤での病棟、外来勤務を中心に診療していただき特に群大附属病院では常勤医師もバックアップしながら主治医や手術も行っていただく体制をとれるようにしていきます。
もちろん臨床復帰への知識や技術の不安があれば、常勤医師が最初はバックアップして徐々に慣れていただくようにしていきます。
また専門医や認定医取得に関しても希望があれば、群大附属病院を中心に研修病院での勤務を子育て等の時間と配慮しながら相談していきます。(育児中でも取得可能!)
妊娠→勤務の軽減(当直免除、時短勤務)→産休→分娩!
1~2年程度の育休
(育休期間は希望で相談。復帰時期や病院に関しても医会長と相談)
臨床への現場復帰!
(当直免除、日勤での外来および病棟業務、希望があれば主治医や手術も担当)
大学院進学について
現在、大学院生を絶賛募集中です!!
当科では、おおよそ半数以上の先生が、大学院に進学して学位を取得しております。
現在、多くの大学院生(社会人大学院生も含む)が在籍しております。
研究に専念している大学院生は、4年間の大学院のうち、2年程度を研究専念期間として過ごすこととなります。現在は、学内の研究所(生体調節研究所)や基礎系の研究室(生化学教室)に留学して基礎的な研究を行っております。
社会人大学院生は、原則として4年間、日々の臨床業務を行いながら、疫学研究の手法を用いながら臨床データを収集・解析を行ったり、臨床検体を収集し、分子生物学的な手法を用いて解析を行ったりしております。
主な研究テーマは、子宮内膜症を中心において ・周産期予後の調査
・手術における卵巣予備能の低下を防止する方法の開発
・子宮腺筋症の発症のメカニズム
・チョコレート嚢胞の癌化 などを行っております。
それ以外にも ・良好卵の発育における基礎的な研究 などにも取り組んでおります。
このような研究は、大学院を卒業してからも継続的に行えることを目指しており、産婦人科医としてのリサーチマインドを涵養していくことが大切だと考えております。
大学院へは、産科婦人科専門医を取得する頃に入学する先生が多いです。(シニアレジデントを行いながら大学院に入学することも可能です。)もし、研究に興味がある先生は、是非、一緒に研究を行っていければと思います。
先輩からのメッセージ
豊田 奏子
入会1年目 専門医修練中
私は今年度から産婦人科のシニアレジデントとして働きはじめました。
この1年間は、産科班、婦人科班、リプロ班を数か月ごとにローテートします。
上級医の先生方に熱心なご指導をいただき、また優しい医療スタッフの皆さんにお世話になりながら診療を行なっていますが、手技も病棟管理も毎日が勉強になることばかりです。
私は学生の時に見学した帝王切開がかっこよくて産婦人科に興味を持ちましたが、出産や腫瘍など幅広い観点から女性の一生に関われる点も魅力的だと感じています。患者さんに寄りそう産婦人科医を目指し、専攻医の取得を目標に頑張りたいと思います。
大枝 涼平
入会2年目 専門医修練中
私は医師4年目、産婦人科専攻医2年目になります。
昨年度は大学で産婦人科を研修し、今年度からは総合病院の産婦人科医として勤務しています。
上級医の指導の下で、産科・婦人科、外来・病棟・救急など、垣根を越えて総合的な診療を行っており、その傍らでは自己研鑽や初期研修医の指導にも励んでいます。
また、私生活では昨年第1子が誕生し(自分で取り上げることができました。産婦人科冥利です。)、夫婦二人三脚で育児をしながら充実した生活を送っています。当医局では出産・育児に非常に協力的な空気が流れており、有り難い限りです。
今後も経験・修練を積んで更なる飛躍に繋げられるよう、精一杯努力中です。
長谷川 祐子
入会6年目 産婦人科専門医取得後 社会人大学院生
7年半東北地方で働き、専門医を取得したのを機に26年ぶりに生まれ故郷である群馬に戻ってきました。
東北もそうでしたが、群馬においても「産婦人科医の不足」を感じる場面にたびたび遭遇します。
だからといって、当直や仕事量が多く、毎日が辛いか・・・というとそうではなく、皆で助け合いながら群馬の産婦人科を守っていこうという気概で楽しく働いています。
今、我々は若い人たちの力を必要としています。
産婦人科は、科を選択した後も産科、婦人科、リプロ(女性医学)とさらなる選択肢に恵まれていますし、早いうちから自分でできることも多くあり仕事も充実感があります。
また研究分野においても、内膜症をベースにこれからどんどん盛り上がっていくところです。
私自身、年度の途中で入局しましたが、とても居心地のいい医局です。
皆さんもぜひ一緒に働きましょう!
中尾 光資郎
入会13年目 日本産科婦人科内視鏡学会認定取得後
私は平成20年に産婦人科に入局し、各関連病院をローテーションしつつ産科婦人科学会専門医を取得しました。その後、臨床では婦人科腫瘍を主に担当し、その傍ら大学院では生殖分野での博士号を取得させて頂きました。
臨床だけでなく大学院へ進学したことで、辛い毎日でくじけそうな時もありましたが、自分の視野を大きく広げられたと感じています。
博士号取得後は婦人科腫瘍専門医の取得を目指し、大学病院で研鑽を積みました。さらに、腹腔鏡手術やロボット支援下手術に代表されるような低侵襲手術が広まる中で、その技術の習得のため他施設での研鑽を積み、婦人科腫瘍専門医と内視鏡学会技術認定医を取得することが出来ました。今後は更なる自己の成長ならびに後進の育成を目標に頑張っていこうと思います。やる気さえあれば、誰でも成長が出来る環境を整えたいと思います。それが群馬県の医療水準の向上に寄与するはずと信じています。一緒に頑張りましょう。
中里 智子
患者支援センター 副センター長
平成12年に産科婦人科に入会し、関連病院での研修、大学院卒業を経て、出産育児のため関連病院でパート勤務を数年した後、平成22年より現在所属しているリプロ班にて、不妊症・不育症や生殖内分泌疾患、子宮内膜症や子宮筋腫など良性疾患の診療を中心に行っています。
当初は、子育てと仕事の両立のため群馬大学医師ワークライフ支援プログラムを利用し、時短勤務をしていましたが、平成31年4月より群馬大学附属病院患者支援センター副センター長を仰せつかり、現在は診療と患者支援センターの業務を兼任しながら日勤常勤という形で働いています。
ただ、現在も当直・待機は免除して頂いており、大変な思いをしながら当直をされている先生方に申し訳ない気持ちを持ちつつも、現在の働き方を理解し、快くバックアップしてくださる先生方に感謝しながら、今出来ることを全力でやることで、患者さんや一緒に働く仲間たちに少しでも貢献出来ればいいなと思いながら日々働いています。また今後は、生殖専門医取得など、自分のキャリアアップにウエイトを傾けたいと思っています。
群馬大学産科婦人科には、時短勤務で働いている女医もいれば、子育てをしながら当直や待機を頑張っている女医もいます。結婚・子育てとのバランスを取りながら、個々の状況に合わせた働き方をしている医師は他にもたくさんおり、それをしっかり支えてくれているのが関連病院を含めた産科婦人科学教室だと思います。
結婚や子育てと産婦人科の仕事の両立に不安を感じている方も、産婦人科の仕事に対する熱意とやる気があれば、教室はしっかりバックアップしてくれますので、ご心配なく!
木暮さやか
入会13年目 周産期専門医取得後
周産期新生児専門医(胎児)を取得後、群馬県立小児医療センターで主に胎児疾患や早産管理などを行っています。周産期専門医取得の前後で妊娠・出産・育児となりましたが、先輩や同僚、家族の温かい応援により今を送らせてもらっています。
産婦人科は女性医師がとても多く、その分の働き方があると言っても過言ではありません。自分の理想と違ったり、周りに迷惑をかけてしまうこともたくさんありますが、その中で出来ることを確実に増やしていくことが可能です。大変なことも多いですが、その分やりがいは十二分に得られます。是非一度、産婦人科を覗きに来てください!