群馬大学医学部産科婦人科学教室

COVID-19カイザーシミュレーションを行いました

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2020年始まって早々、世界的にCOVID-19パンデミックという未曾有の災害に襲われました。都心部に比べれば、群馬では爆発的な感染は免れていますが、感染疑い者も含め、当院にもいつ来院するかわかりません。群馬では感染拡大のペースは抑えられていたので、この状態を準備期間と捉えました。

COVID-19という新興ウイルス感染症に対峙するに際し、「とにかく動いてみなければ見えてこないことばかり」ということで、産科班中心でシミュレーションに着手しました。群馬大学は、グレードAカイザーシミュレーション、そしてシミュレーション講習会も定期的に開催しており、関係者がシミュレーション慣れしています。「シミュレーションやりませんか」、「やろう」、「早くやろう」と関係部署が一斉に立ち上がり、4月半ばからシミュレーションを開始しました。5月27日までに経腟分娩2回、帝王切開分娩3回のシミュレーションを行いました。

因みにN95マスクやフェイスシールドマスクなどは、シミュレーション用に手作りしています。

シミュレーションで得られた情報をもとに、必要人員やその動きなどを決めた表を作り、都度バージョンアップを行っています。これからもOne teamで備えていきたいと思います!

 

 

COVID-19シミュレーション