第6回日本子宮鏡研究会学術講演会に参加しました
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2023年2月18-19日に、富山市で行われた第6回日本子宮鏡研究会学術講演会に参加してきました。
当院からはシニアレジデントの鈴木先生が一般演題で、私三井田と平石先生は共催セミナーで発表をし、そのほか、関連病院より若手二人が子宮鏡ハンズオンセミナーに参加しました。
この研究会は発足当初はこぢんまりしたものだったようですが、子宮鏡を愛する先生方の熱意により次第に規模を増しているとのことでした。今回の講演会中も各演題ごとに非常に活発な質疑応答がなされており、皆さんの熱い思いを感じるとともに、とても勉強になりました。
ここ数年で子宮鏡分野では、子宮内膜ポリープ切除や子宮筋腫核出術用のシェーバーが発売されており、より簡便かつ低侵襲な手術が可能となっています。今回我々の共催セミナーでも、斗南病院の逸見博文先生と共に、当院でも採用しているポリープ用シェーバーについて講演をさせていただきました。大変良い経験となりました。
鈴木先生も落ち着いて上手に発表できていました、お疲れ様でした。
来年の第7回子宮鏡研究会は岩瀬明教授が学会長を務め、名古屋で開催予定となっております。
皆様、奮ってご参加ください。 (三井田)
子宮鏡は産婦人科特有の手技であり、第6回のテーマは「伸びしろしか 感じない」(学会長 谷村悟先生、富山県立中央病院)でした。群馬大学産婦人科ではシェーバーによる治療(電気メスを使用するリスクのない子宮鏡手術)も導入しており、その経験を共催セミナーで発表させていただきました(演題名:子宮内モルセレーションシステムを安全に導入し、術者を増やすためのコツと配慮すべきポイント)。子宮鏡ハンズオンセミナーも、多くの最先端の機器を各ブースを回って経験できる非常に価値のあるセミナーであり、若手産婦人科医の参加をおすすめします。関連学会で随時開催され、全国の子宮鏡手術のプロフェッショナルの医師から一挙に指導を受けられます。第7回のテーマは「子宮鏡の裾野を広げる」です。子宮鏡の恩恵を受けることのできる方が増えますよう尽力させていただきます。(平石)