昨日、2月19日に第15回グレードA帝王切開院内シミュレーションを行いました。今回は夜勤帯の救急救命センターでグレードA宣言をするという設定で行いました。

グレードA帝王切開とは超緊急帝王切開とも言われ、胎児を助けるために、他の要件を一切考えず、胎児の娩出をはかる帝王切開です。当院では医師の宣言から20分以内に児を娩出させることを目標としています。そのため、産婦人科、小児科、麻酔科、手術室、救急救命科など多くの科と連携をとることが必要です。

当院では定期的にグレードA帝王切開のシミュレーションを行っています。日々の訓練が、一分一秒を争う状況のなかで活きてきます。周産期医療では赤ちゃんの状態がいつ急変するかわかりません。ですが、それに備えることはできます。このような訓練が赤ちゃんの未来に繋がると信じて今後も続けていきたいと思います。