群馬大学医学部産科婦人科学教室

アメリカ人類遺伝学会(ASHG2026)参加報告

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2026年10月20日〜24日まで、カナダ・モントリオールで開催されたアメリカ人類遺伝学会(American Society of Human Genetics: ASHG)の年次総会に参加し、ポスター発表を行ってきました。
ASHGはヒト遺伝学・ゲノム医学分野における世界最大規模の学会です。

私は現在、大学院生としてmRNAのメチル化修飾と胎盤幹細胞分化について基礎研究を行っていますが、その中でも網羅的な解析によってヒト胎盤幹細胞におけるmRNA修飾と安定性の関係を明らかにした部分を主に発表してきました。
発表タイトルは「Integrated Nanopore Direct RNA Sequencing and Transcript Stability Analysis Reveal Predominant m6A-Mediated mRNA Decay in Human Trophoblast Stem Cells」であり、日本語に訳すと「ナノポア直接RNAシーケンスと転写産物安定性解析の統合による、ヒト胎盤幹細胞のm6Aを介したmRNA分解制御機構の解明」です。

比較的新しい技術を取り入れた解析であり、RNA修飾やナノポアRNAシーケンシングについて参加者から質問をいただき、交流することができました。
また、同様のデータを用いてアイソフォーム単位の機能解析などを行っている発表などを聞くことで、自身の持つデータを更に異なる視点から解析できる可能性について刺激を受けることができました。

海外で開催される国際学会には初めて参加したのですが、約8000人が参加し、ポスター演題だけでも約2600題という非常に大きな学会であり、参加者同士のコミュニケーションや共同研究への発展性というところに重きが置かれている様子が印象的でした。

なお、本学会参加は群馬大学・群馬大学基金の令和8年度「世界を駆ける 群大若駒プログラム」の支援を賜りました。後日、実施報告書が掲載される予定です。この場を借りて、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

大枝 涼平