群馬大学医学部産科婦人科学教室

日本人類遺伝学会第70回大会参加報告

blog

「日本人類遺伝学会第70回大会」が2025年12月17日から20日までパシフィコ横浜で開催されました。本講座からは日下田と大枝が演者として参加しました。

日下田はポスター発表において、両親ともに均衡型転座を有するカップルに対し、PGT-SRを併用したARTにより生児獲得に至った症例を報告しました。生殖医療・遺伝医療の観点から多くの関心が寄せられました。

大枝は口演で、mRNAのメチル化修飾が胎盤発生へ及ぼす影響を幹細胞を用いて検証した基礎研究内容を報告しました。発表後の質疑応答に加え、セッション終了後にも活発な意見交換が行われ、非常に有意義な機会となりました。
本研究については2026年5月15-17日に札幌で開催予定の「第78回日本産科婦人科学会学術講演会」において、International Session Workshopとして、更に発展させた内容を発表する予定です。引き続き鋭意研究を進めてまいります。

本学術集会は、産婦人科領域や臨床にとどまらず、基礎分野を含む幅広いテーマが扱われており、今後の研究・診療活動に活かす貴重な知見を得る機会となりました。

今後とも当教室の活動にご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(文責:大枝 涼平)